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1985年にマツダから発売されたファミリアワゴン(BW型)です。このカタログは1990年に発行されたもの、90年といえばファミリアのセダンやハッチバック等は次の代に移っていますが、バンとワゴンはモデルチェンジされずにこのタイプがひっそりと94年まで生産され続け、その後、バンのみが日産ADのOEMとなって存続し続けました。
さて、このファミリアワゴン、とっても地味で存在感もあまりありませんが、実は長いファミリアの歴史上、「ファミリアワゴン」としてマツダ製の乗用ワゴンが存在したのは60年代の初代とこのモデルだけ。ファミリアとしては最後の代となるモデルにS-ワゴンなるボディタイプが存在していましたが、あれは現在のアクセラスポーツ同様、5ドアハッチバックでした。ファミリアワゴンってありそうでなかったんですよね。もっともあった時期でも存在感は薄かったですが。
あらためてカタログを眺めてみても、やっぱり地味で存在感がなく、どう贔屓目に見ても商用バンにしか見えませんね。最終型ファミリアのS-ワゴンのCMでは刀を持った侍のような俳優さんが旧来の商用バン型のシルエットを刀でどんどん削ぎ落としていき、最終的に「ショートワゴン」という5ドアハッチバックを誕生させるような演出をしていましたが、あの方向性はマツダにとっては大成功でしたね。このファミリアワゴンのスタイルを見ていると、私自身も刀を振り回して余分な部分を削ぎ落としたくなってしまいます。(ちなみに今回は地味だからかどうかわかりませんが、このモデルのCM動画は見つかりませんでした。)
最終型ファミリアでこの不恰好な商用バンスタイルから決別してセダンと5ドアハッチにボディタイプを集約し、アクセラへバトンタッチして3代目となる新型アクセラも国内での予約が始まったようです。販売が始まったらきっとマツダの店長から電話がかかってくると思います。2代目の時には「MTグレードがない」という理由で断りましたが、今度は1.5LにもMTグレードが復活しているようです。ここは究極の理由(本当の理由)、「金がない」で断るしかありませんね。
ファミリアワゴン・XGi(BWMR型)
全長×全幅×全高 : 4220×1645×1420mm
ホイールベース : 2400mm
車両重量 : 1100kg
エンジン : 直4OHC 1597cc 85PS
☆『
旧車カタログコレクション(web版)』にて大きな画像及び未掲載の画像を掲載しています。☆

旧車サイトのリンク集です。珍しい旧車が見つかるかも?
昔、仕事で乗ってました。
よくできたサスペンション、ガソリン車から乗り換えても違和感のないディーゼルや、
リアゲートが垂直に近く積載性に優れているなどの理由で重宝しました。
同時期の日産ADよりずっと出来は良かったです。
ADはLD20で振動が大きく、2000rpmを超えると
途端にだらしなくなるトルク特性がいかにも古い感じでした。
ファミリアは雪道でのトラクションも良く、
後席の窓が全部下りるなど、基本的なところがちゃんとできている車でした。