旧車カタログコレクション

さっぱり元気がなくなってしまった自動車産業。環境・経済性を踏まえた新時代の自動車産業が繁栄することを切に願う車好きオヤジのブログです。



スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

旧車・日産・セドリック(H130型)でラリー 

120509a01.jpg
(画像クリックで拡大)

120509a02.jpg
(画像クリックで拡大)

120509a03.jpg
(画像クリックで拡大)

 1968年5月号の『ニッサングラフ』という広報誌から、サファリラリーで活躍するセドリック(H130型)のご紹介です。セドリックでラリーと言ってもあまりピンときませんが、国産自動車黎明期の頃は、観音開きクラウンやH130型の先代であるH31型セドリックもラリーに参戦していました。ちなみにこの紙面で紹介されている第16回サファリラリーが、セドリックで参戦した最後のサファリラリーで、以降はブルーバード、フェアレディZ、バイオレット等へバトンタッチされていきました。

 それにしてもタイトルの通り“92台のなかの7台”しか完走できなかった過酷なラリーで、うち2台がセドリックというのも凄いですね。日産が“またも実証した世界最高水準の日産技術”と誇らしげに謳っているのも納得できてしまいます。セドリックからはあまり連想できない大きな前照灯やヘッドライトガードを装備して疾走する姿はなかなかカッコいいものですね。

 高級車セドリックといえども、このようにサファリラリーを走破するほどの基本性能を秘めているから、後にさらに過酷な『西部警察』シリーズのカーチェイス要員としても活躍できたんでしょうね。“カー・ブレーカー(車こわし)”と呼ばれるラリーでも完走できるようなセドリックを次々に破壊していった『西部警察』のアクションシーンはよほど過酷だったんでしょうね。


120509a04.jpg
(画像クリックで拡大)

120509a05.jpg
(画像クリックで拡大)

 さて、セドリックがサファリラリーで大活躍した1968年といえば、今から44年前。紙面をめくっていくと面白い記事が載っていました。初代ローレル発表会の様子を伝える記事で、なんと400勝投手の金田氏とホームラン王の王氏の姿が写っています。金田投手は確かスワローズ時代に350勝ぐらいあげておられたはずですから、「巨人軍の選手」として紹介されている当時はおそらく380勝か390勝ぐらいあげられていたスター中のスターだったはずです。その金田投手の手にはローレルのカタログが入っていると思われる紙袋が提げられています。なんだか現在と感覚が違いますね。

 当時のローレルは確かに現在の1800ccのクルマとは位置づけがかなり異なりますが、プロ野球のスター選手が興味を持たれるような特別な存在ではなかったような記憶があります。物価が異なるとはいえ、そもそも現在のように億単位の年俸を貰う選手なんていませんでしたからね。

 この広報誌が出されてから44年、その間にセドリック、ローレルはなくなり、プロ野球のスター選手はフェラーリに乗るようになりました。街に溢れているのはローレルと同じ1800ccのエンジンとハイブリットシステムが積まれたプリウス。世の中変わったものですね。

 話を戻してセドリックのラリー、現在のフーガが当時のセドリックのようにラリーで疾走する姿を見てみたいものですが、車体が大きくなりすぎたためにきっと無理でしょうね。ラリーの参戦車両って、各社相談したように徐々に下位車種に移行しているようですが、これって、すべてのクルマが大きくなっていくので、使いやすい大きさが自然と下位に移行しているんですよね。個人的にはラリーに限らず普段の生活でも同様だと思います。まあ、この先どうなっていくんでしょうね?


にほんブログ村 車ブログ 旧車・絶版車へ
旧車サイトのリンク集です。珍しい旧車が見つかるかも?

[ 2012/05/09 15:05 ] 1960年代日産 | TB(0) | CM(10)
さすがにフーガでラリー参戦・・・はちょっと無理ですね(笑)

今ではモータースポーツはスポーツモデルベースが当たり前なので、「セドリック」と「ラリー」というカテゴリーが結びつくイメージが、かえって新鮮かもです!セドリックが当時のメーカーの「高級車」としての最新技術の粋を備え、その技術がそのままモータースポーツにも通用する造りであったことを実証したということでしょうか・・・

そう言えば、今年のSUPERGTでは、ついにプリウスベースのGTマシンが登場、さらに近々にはCR-Zベースも出てくる予定だとか。プリウスのGTは実際にこのゴールデンウィークに富士スピードウェイで見て来ましたが、もはや完全に「実車」とは全く別物のモンスターマシンという感じでした(カローラアクシオもそうでしたっけ)

エコカーが現代の自動車メーカーの最新技術の粋のひとつでしょうが、それをモータースポーツに展開するのはそれこそ「速さ」と「エコ」というカテゴリーが、個人的にはまだ結び付かず、メーカーの戦略含めてやはり時代は変わった・・・と思いました。

ちなみに、スバルはレガシーからBRZベースのGTマシンに今年からスイッチ、こちらも見ましたが、実車はかなりカッコよかったですよ!



[ 2012/05/11 23:14 ] [ 編集 ]
お父さん様

コメント、ありがとうございます。
プリウスのスーパーGT仕様って、3.5LのV6とハイブリットシステムをミッドシップで積んでいるクルマのようですので、名前とわずかな面影以外は市販のプリウスとなかなか結びつきませんね。
個人的にはできるだけ市販車から無改造に近い状態で一流のドライバーがレースをしたほうが見るほうも楽しいし、よりクルマに興味を持つ方が増えるような気がします。
このサファリラリーで活躍したセドリック、どこからどう見てもセドリックそのままですが、カッコいいですよね。
[ 2012/05/12 13:43 ] [ 編集 ]
1968年当時の1800ccって今の3500ccと同等の位置づけ?
そんな戯れ事が浮かんで仕方ありませんがkyuusyamania様は如何でしょうか。
では今日の1800ccは40数年前の1000-1200cc?閑話休題ですね。
[ 2012/05/13 01:39 ] [ 編集 ]
真鍋清様

コメント、ありがとうございます。
1968年当時、うちは親父が初代ルーチェに乗っていました。この時代、クルマはすでに特別な存在ではなく、私が住んでいる田舎でも結構どこのお宅にもあったような記憶があります。
排気量の感覚が現在とはまったく違いますので一概に現在の何ccにあたるかということは言えませんが、位置づけはティアナやマークXと同じだったと思います。
『大学教授がきた。プロ野球選手がきた。会社の重役や部長ももちろんやってきた。』という表現が本文にありますが、この中で大学教授と会社の部長はそれほど高給取りじゃないですから、ローレルはちょうどそれらの方のイメージですね。
[ 2012/05/13 14:44 ] [ 編集 ]
昭和40年代前半は車にとって最も広告宣伝が変わった時期ではないでしょうか?
日本自体が42~3年にGNP世界2位、自動車生産世界2位になったわけですから、そういう時期だったでしょうね。
宣伝業界も42年のレナウンの「イエイエ」前後で大きく変わったと言われ、
この130セドリックも登場時と末期では広告戦略に大きな変化がみられます。
130セドリックという車自身も5年のライフサイクルの中で大きく変わりましたよね。
最初はイタ車風から後期のアメ車風まで。
ライバルの「白いクラウン」に宣伝も含め終始押され放しの印象が有りますが実際どうだったのでしょう?

機会が有れば是非130セドリックのカタログ(特に末期)も取り上げていただきたいです。
[ 2012/05/14 20:43 ] [ 編集 ]
元はとばす様

コメント、ありがとうございます。
残念ながら、130セドリックについては、既にアップ済みの前期型しかカタログを持っていません。
昭和40年代はあらゆる意味で社会の変化が大きかった時代でしたね。東京オリンピックが39年、いけいけどんどんで昭和40年代に突入しましたが、後半では石油ショックや公害問題が起きてきました。
昭和40年に発売されたのが130セドリック、そして10年後の昭和50年には330セドリックが発売されました。その間、クラウンの優勢が唯一崩れたクジラと230の時期もありましたね。
当時、自動車がどんどん普及して大きいクルマに乗ることがひとつのステイタス、そして究極の存在としてスーパーカーブームというのも40年代の終わり頃から起こってきました。
あの頃の日本の10年をお隣の中国は一瞬で実現してしまったみたいで、なんだか面白いですね。
[ 2012/05/15 14:30 ] [ 編集 ]
 私が通っていた、昭和40年代中後期の三重県のとある小学校の図書館に「自動車レース」のような題名の本がありました。
 全編とも写真は使用されておらず、すべて挿絵で、特にラリーの項目では、MINIやBMWは言うに及ばず、510ブルーバードや巻末にはこの130セドリックが描かれていました。
 車好きの小学生の私は、しょっちゅうこの本を借りていた記憶が蘇りました。
 今から50年ほど前の車のカタログは、写真ではなく、挿絵がよく採用されていましたよね?今の子供向けの「自動車集まれ」などの出版本を見ると、当然のことながら写真で解説してありますが、挿絵のほうが空想が広がるのは、私だけでしょうか?
[ 2012/05/19 00:03 ] [ 編集 ]
nishiyan様

コメント、ありがとうございます。
黎明期のカタログはイラストが主流でした。その後、写真が主流になり、現在は写真のように見えて実はイラスト、というのが主流になっているようです。まあイラストといってもCGですが。カタログ画像の下にたいてい「写真は合成です」とか「写真はイメージです」って書いてあるんですよね。
挿絵は挿絵でも、写真を超えた挿絵になってくると、その挿絵以上には空想が広がらないものですね。
[ 2012/05/19 11:41 ] [ 編集 ]
こんばんは、御無沙汰しております。
今回の特集ラリーですが当時は大学の自動車部でも対抗ラリーを開催していた記事を見ました。但し夜間走行などから事故も多く、じわじわ衰退していったと聞きます。ラリーだと当然故障などもあり、応急修理など自らで行うしか術がありません。でも最近のクルマはボネットを開けても一体何処を触って良いのやら。。
クルマを操る人は退CAR(退化)してクルマはCAR電化(家電化)。。
お後が宜しいようで。。


[ 2012/06/05 01:24 ] [ 編集 ]
echo様

コメント、ありがとうございます。
おっしゃる通り、現在のクルマは非ハイブリット車であってもあらゆる部分にコンピュータ制御が組み込まれていて、不具合が出ると「基盤交換」という修理が多くなってしまいましたね。
おまけに最近は予備タイヤではなく「パンク修理キット」が付属する車種が増えてきましたので、タイヤ交換すらする機会がなくなりつつあります。きっとボンネットを一度もあけたことがないという方も多いでしょうね。
[ 2012/06/06 08:38 ] [ 編集 ]
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

kurumamaniacs

Author:kurumamaniacs
「未曾有の大不況が自動車業界を直撃!このままでは日本からカッコいいクルマがなくなってしまう!そしたらクルマが趣味の私は趣味がなくなってしまう!」と危惧している車好き中年オヤジです。
レイアウトの都合上、このブログには限られた頁数しか掲載していませんが、
旧車カタログコレクション(web版)
にて大きな画像及び未掲載の画像を掲載しています。





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。