旧車カタログコレクション

さっぱり元気がなくなってしまった自動車産業。環境・経済性を踏まえた新時代の自動車産業が繁栄することを切に願う車好きオヤジのブログです。



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旧型車・トヨタ・ビスタ(V50/55型) 

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 1998年にトヨタから発売された5代目ビスタ(V50/55型)です。比較的新しいクルマなのでまだ街中でよく見かけますね。ビスタはこの前の代まではカムリの姉妹車としてモデルチェンジを繰り返してきましたが、この5代目からは独自の道を歩むことになりました。といっても、この5代目を最後に消滅しましたから、独自の道を歩み続けたわけではありませんが。
 今日このビスタを取り上げたのは、個人的には5代目ビスタはセダンから現在主流のミニバンへの移行期に生まれた特殊なモデルだと考えているからです。
 ご存知のように、現在主流の“ミニバン”と呼ばれているクルマは、かつてのワンボックスバンベースのワゴンではなく、セダンがベースとなっているものがほとんどです。現在トヨタから販売されているウィッシュやアイシスはこのビスタをベースとしたミニバンですし、この代から大型化したかつての姉妹車、カムリは初代アルファードや2代目エスティマのベースとなっています。
 さて、この5代目ビスタ、初めて実車を見たときには正直、なんてカッコ悪いクルマなんだ!と思いました。不自然に背が高くてキャビンが大きく、それまで主流だった伝統的なセダンのスタイルからは大きくかけ離れていましたね。ステーションワゴンのアルデオも然り、レガシィのようなカッコいいワゴンではなく、いかにもずんぐりむっくりで不自然なスタイルのステーションワゴンでした。
 出た当時はそのあまりの意外さから違和感ばかりが感じられたのですが、カタログ冒頭のキャッチコピー、“触れてごらん。セダンの未来。”の通り、数年後にセダンの未来を席捲したのはこの5代目ビスタが提案した方向性でした。

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 ちょっとこの図をご覧になってください。ビスタのカタログの5枚目画像にある側面図も合わせてご覧いただけると幸いです。アルファードやノア等の側面図のほうには、運転者の頭と前後輪の車軸を頂点とした三角形を書き入れてあります。ビスタの側面図でも同様の二等辺三角形を書くことができますね。
 この図からもわかるように、クルマは基本的に運転手の頭が車体中央に配置されるように設計されています。昔の商用バンベースのワゴン車はちょっと前よりに運転席がありましたが、現在では商用バンのNV200バネットですら車体中央に頭が来ます。もちろんハイエースやボンゴ軍団、トヨエースなどのように現在も前よりに頭が来るクルマもありますが、それらはごく少数派で、セダン・ミニバン・コンパクト問わずほとんどがこの図のような配置となります。
 つまり昔のワンボックスのつもりで現在のミニバンを運転すると前方をぶつけてしまうと言うことですね。まあメーカーもそんなことは十分承知しており、コーナーセンサー、バックモニター、アラウンドビューモニター等のオプションが至れり尽くせりの状態となっており、販売価格をつり上げることがとても簡単にできるようになりました。
 ビスタが提案した“セダンの未来”はこのようにより背が高くなり、トランク部分にもう一列シートが追加された“セダンベースのミニバン”という形になりました。そして“セダンの未来”から取り残された私は女々しく昔ながらのステーションワゴンやスポーツカーの復活を願って下らない文章を綴るようになってしまいました。

ビスタ・N200(SV50型)
全長×全幅×全高 : 4645×1695×1505mm
ホイールベース : 2700mm
車両重量 : 1310mm
エンジン : 直4DOHC 1998cc 145PS

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[ 2010/08/27 16:00 ] 1990年代トヨタ | TB(0) | CM(14)
最終型ビスタはセンターメーター、ベンチシート、コラムシフトと今の自動車では珍しくないものを率先して採用した所は評価しますがいかんせんスタイルのバランスが悪く不格好な所は否めなかったですね。120系カローラセダンのように背は高くてもベルトラインが高ければバランスは取れていたけどビスタの場合はベルトラインが低かったのでバランスが悪かったと思いますが…車としてはトヨタにしては真面目に?造られていい車でした
[ 2010/08/28 17:40 ] [ 編集 ]
ESTIMA X様

コメント、ありがとうございます。
きっとトヨタも新しいセダンの在り方を試行錯誤してたんでしょうね。このビスタ、新しい試みをたくさん取り入れたクルマでしたので、トヨタ自身、世間に受け入れられるかどうか分からなかったんだと思います。だからカムリと別系統にしたのかもしれませんね。
[ 2010/08/29 08:26 ] [ 編集 ]
今のミニバンはセダンの進化形ということなんですね。今のミニバンは昔の商用ワゴンと同じかと思っていました。よく分かりました。
[ 2010/08/29 12:56 ] [ 編集 ]
未来を想う様

コメント、ありがとうございます。
時代によって主流のスタイルがどんどん変化していますから、今のミニバンが今後どんな形になっていくのかを考えるのも面白いですね。
[ 2010/08/30 08:26 ] [ 編集 ]
だだっ広くて視界抜群のこのV50型トヨタ・ビスタ、その大きなテールランプは実は総面積の1/10にあたる左右の上端しか点灯せず、相当おためごかしな部分もあったと思います。
50ccバイクのテールランプよりもさらに小さな面積しか点灯しないテールランプ。センターメータ、オプティトロンメータなど老人にも親切な設計を謳っていながら、乗り手の意識に留まりにくい部分はケチる.....どうもトヨタというのは偽善メーカーの匂いがチラホラします。
目下爆発的人気のプリウスとて、ハイブリッドシステムのリサイクル困難な部分や、製造・開発の資源や手間を考え合わせるに両手を挙げてエコとは言い切れず、どこか一面的にしか物を見ていないキライも免れません。幸い、そんなプリウスの追い風となった、これまた「偽善の塊」エコ税制も終焉間近いですが、トヨタも整合性ある哲学で生産・リサイクル・ランニングコストの全域に渡る視点でエコについて考えなければ低迷からの復活は困難なのではないでしょうか。
[ 2010/08/30 21:23 ] [ 編集 ]
真鍋清様

コメント、ありがとうございます。
プリウス用の車両接近通報装置が最近発売されたように、“新しいクルマ”であるプリウスにはまだまだ今まで気付かなかった問題がたくさん出てくると思います。ちょっと前のブレーキの問題についても、プリウスのブレーキは特殊ですから、問題だと思う方には問題、そんなものだと思う方には問題ではないレベルの問題だったと思います。
そして肝心な燃費性能ですが、これも実燃費はリッター20キロ強ぐらいのところという見方が一般的になってきました。カタログ燃費の35キロから38キロという数値とはずいぶん異なりますね。
本来環境問題に関心の高い層が少々高価でも構わないから購入しよう、という類のクルマでしたが、戦略的な価格設定とエコカー補助金・減税の後押しによって、“誰もがプリウス”という状況になりました。まあこれだけ急速に普及すれば問題点の洗い出しも急速に進むから結果的には良かったのかもしれませんが。
[ 2010/08/31 07:53 ] [ 編集 ]
トヨタのセダンはノッポでボッテリしたデザインに移り変わっていったんですよね。

今のクルマって外観上は中の広さを強調していても、スペース効率は明らかに昔のクルマより劣るんですよね。ダッシュボードの出っ張りをもうちょっとどうにかできないのかと思うのですが・・・・。
[ 2010/09/04 13:07 ] [ 編集 ]
T.I様

コメント、ありがとうございます。

> トヨタのセダンはノッポでボッテリしたデザインに移り変わっていったんですよね。

おっしゃる通りですね。デザインの関係かどうかわかりませんが、最近のセダンはセダンにも関わらず運転席からボンネットがまったく見えないクルマが多い点をどうにかしてほしいと思っています。
[ 2010/09/05 08:21 ] [ 編集 ]
初めまして。
11年経ったビスタ、18万キロで、車検を受けました。
立体駐車場に入れますし、5ナンバー最大の広さ、田舎の狭い道では、まだまだ現役。使いやすいですよ~
[ 2010/09/19 21:40 ] [ 編集 ]
クロボク様

コメント、ありがとうございます。
11年18万キロ、すごいですね。特徴のあるクルマですので、ここまできたら20年30万キロぐらいまで大切に乗ってあげてください。それこそ本当の意味でのエコだと思います。
[ 2010/09/20 07:53 ] [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2010/12/18 02:22 ] [ 編集 ]
コメント、ありがとうございます。

子供が描くセダンの絵は3ボックスを強調するような絵になりがちなので、自然とキャビンの大きなこのビスタのようなフォルムになるのではないかと思います。
以前コメントを頂いたお方も11年18万キロで車検を通されたとおっしゃっていました。ぜひ貴兄も20万キロ、30万キロまでビスタを使い込んで上げてください。きっとビスタも喜んでいると思います。
[ 2010/12/18 10:34 ] [ 編集 ]
宮城の50代親父です ホンダのN360に始まりカローラ、シビック、セリカLB(リフトバック)、GTO、マークⅡ、クラウン、シーマ、セルシオ・・・・自動車会社の戦略どおりの所有暦(ノーマルカー、スポーティカー、ちょい高級車、高級車)と乗ってきましたが一番しっくりきます。大きさ・乗り心地・パワー・広さが体に馴染む感じがします。スタイルもプレスドアでなんとなく外車チック。世の中ではずいぶん不評ですが自分の中では百点です。スカイラインも所有していますがなんとなく手放せないでいます。着込んだ仕立てのいいジャケットっていう感じ。
[ 2012/07/03 20:15 ] [ 編集 ]
kamo様

コメント、ありがとうございます。
50代で既にクラウン、シーマ、セルシオを経ておられるということは、ずいぶんお若い頃にクラウンに到達されたんですね。羨ましいです。
それだけいろいろなクルマを経験されたうえでいちばんいいと感じられるということは、オーナーさんでないとわからない魅力がきっとあるんでしょうね。
それにしてもスカイラインもお持ちとは・・・本当に羨ましい限りです。
[ 2012/07/04 08:25 ] [ 編集 ]
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「未曾有の大不況が自動車業界を直撃!このままでは日本からカッコいいクルマがなくなってしまう!そしたらクルマが趣味の私は趣味がなくなってしまう!」と危惧している車好き中年オヤジです。
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