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1992年に三菱から発売されたエメロード(TNXW/TRXW型他)です。ダイヤモンドのディアマンテに引き続き、エメラルドのエメロードという宝石シリーズ第二弾として、ギャランベースの流麗な4ドアハードトップが世に出されました。しかしながらバブルも既に崩壊し、ディアマンテのように成功することなく、どちらかというと不人気車で影が薄かったですね。
さて、このエメロード、当時知人がイメージカラーである緑色のV6モデルに乗っていました。外見から想像される通り、確かに天井の低い室内は少々圧迫感がありましたが、走りも良く、車体もしっかりしていてクルマとしてはなかなか良かったと思います。緑色なんて自衛隊車両の色だと思っていましたが、このエメロードの緑色は高級感があってなかなか良い色でした。不人気車であまり売れていなかったことが幸いし、宝石同様希少性がありましたから余計にエメロードの緑色が美しく見えたのかもしれませんね。
エメロードが売れなかったので宝石シリーズは打ち止めになってしまいましたが、もしもエメロードがヒットしてさらに第三弾が出ていたとするなら、誕生石の順番から言って次はパールになるはずです(4月・ダイヤモンド、5月・エメラルド、6月・パール)。ランサーベースの真珠も見てみたかったような気がしますね。想像するだけでエメロード以上の希少性を発売後すぐに確保できるようなクルマが誕生しそうで面白そうです。
ところで、この「宝石」というもの、個人的にはまったく関心がないので私が持っている「宝石」はガラス切りの先っぽについているダイヤモンドの欠片ぐらいですが、時代に関係なく多くの方が欲しがる不思議な存在ですね。古代ローマの時代でも現代でもダイヤモンドやエメラルドは「宝石」であり、富の象徴です。デパートのジュエリー売り場ではちっちゃなガラス玉のようなものに信じられない値段が付いています。価値の分からない私には文字通り「豚に真珠」。幸いなことにうちは家族全員が「豚に真珠」状態なのでいろんな意味で助かっていますが・・・。
個人的には三菱のエメロードのほうが宝石のエメラルドよりもずっと美しいと思っていましたが、今では街で見かけることもほとんどなく、おそらく大部分のエメロードが既に鉄くずになってしまっていると思います。エメロードに限らず、何かの縁で付き合うことになった愛車ですから、石ころでは出すことのできない美しい光沢をできる限り長く保ち続けるようにしてあげたいものですね。
エメロード・スーパーツーリング-R(TNXW型)
全長×全幅×全高 : 4610×1730×1370mm
ホイールベース : 2635mm
車両重量 : 1310kg
エンジン : V6DOHC 1998cc 200PS
☆『
旧車カタログコレクション(web版)』にて大きな画像及び未掲載の画像を掲載しています。☆
----- 以下、雑談 -----

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この写真、私にとっての「宝石」です。ペットとしての飼い猫ではなく、うちの周辺をうろついている野良猫です。よく庭で昼寝しており、カメラを持って近づいていくといつもポーズを取ってくれます。餌をやったことはないので何を食べて生きているのかはわかりませんが、常に数匹うろついています。
よく似た模様の猫が昔からいますが大きさがちょくちょく変わっています。結構代替わりしているんでしょうね。ちなみに私が子供の頃からいました。昔の家は隙間だらけでしたのでコタツで寝ていたら知らないうちに隣で寝ていたこともしばしば。ご先祖様の頃からずうずうしいDNAがずっと続いているんだと思います。
相変わらず世間では「成長戦略」とか「デフレ脱却」とか、「誰もが収入アップ」とか叫んでいますが、ダイヤモンドやエメラルドを「宝石」と思っている限り、「成長してデフレ脱却して誰もが収入アップ」しても誰も幸せにはならないと思います。より大きく美しい「宝石」を求めるだけですから。
ダイヤモンドやエメラルドよりも美しい「宝石」って、意外と身の回りにたくさんあるような気がします。そんな「宝石」に囲まれて毎日を過ごすのもなかなかいいものですよ。
----- 雑談、終わり -----

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