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1997年にトヨタから発売された初代プリウス(NHW10型)です。皆様ご存知の通り、世界初の量産ハイブリット車で、構造もスタイルもインテリアも全てが当時の常識とは一線を画した「未来のクルマ」として、「21世紀に間にあいました」。当時、有名なハリウッドスターが自身の環境意識をアピールするためにプリウスを購入していたということでも話題になりましたね。
さて、この初代プリウス、ハリウッドスターではありませんが私の身近でも、うちに出入りしているがめつい坊主が法事の折、これに乗って現れました。高尚な説教と自身の行動がまったく合致していないことで有名な坊主ですが、自身の似非環境意識をアピールするために檀家から巻き上げた金で決して安くはないプリウスを購入したんでしょうね。その坊主、先代は本当に人格者でカブに乗って檀家を回られていたのですが、どら息子に代わってからは寄付の話ばかり。ムカつくから今ではできるだけ早く説教を切り上げさせるように仕向けています。
それにしても、初代プリウスが登場したときには、10数年後に街がプリウスだらけになっているなんて想像もできませんでしたね。正確に言うと、3代目登場時にトヨタの思い切った価格戦略とエコカー補助金が相俟って爆発的に普及したのですが、現状のプリウスだらけの道路を見ていると、あれはエコカー補助金ではなく「プリウス補助金」だったのではないかと思ってしまうほどですね。
初代プリウスは年間販売台数が1万から2万台程度、現在は月に2~3万台程度、まったく世の中わからないものですね。少なくとも日本においてはクルマ=プリウスのような図式になってしまっています。良いか悪いかは別として、「エコカーとは何か?」という問いに対する多くの方々の解は、ハイブリットのプリウスだったんですね。もっとも、確かに今のプリウスは良く出来ていますからね。
初代プリウスが誕生してから15年が過ぎ、今や珍しくもなんともないハイブリット車はその選択肢をどんどん増やしています。やがてさらに進んだプラグインハイブリット車もごく普通の存在となり、新たなエコカーも登場してくるんでしょうね。「22世紀に間にあいました」というキャッチフレーズで登場するのはどんなクルマなんでしょうね。私が見ることはまず無理ですが、もしその頃にまだ4つのタイヤで走る乗り物が存在しているのなら、一度あの世から戻って見てみたいものですね。
----- 以下、余談 -----

この写真、私の愛車です。この一年、地域の組合の役員をやっていたこともあり、かなりこの自転車で走り回りました。数年前の購入時は片側スタンドで荷台無しだったのですが、今年は荷物を運ぶ機会も多かったので両立スタンドと荷台を取り付けました。「エコカーとは何か?」への個人的な解は、「今あるクルマを末永く大切に使い、自転車で済ませられる用件にはクルマを使わない」ということに落ち着きました。
一年間、雑用に振り回されましたが先日引継ぎも終わり、やっと開放されました。いろいろと大変でしたが、近場の足としての自転車の有用性を再認識することができたので個人的にはとても良かったと思います。
「エコカーとは何か?」の解は人それぞれ異なると思いますので、一度自分自身のライフスタイルを振り返り、自分なりの解を考えてみるのも良いかもしれませんね。
----- 余談終わり -----
プリウス(NHW10型)
全長×全幅×全高 : 4275×1695×1490mm
ホイールベース : 2550mm
車両重量 : 1240kg
エンジン : 直4DOHC 1496cc 58PS
モーター : 交流同期電動機 30.0kW
☆『
旧車カタログコレクション(web版)』にて大きな画像及び未掲載の画像を掲載しています。☆

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