
(画像クリックで拡大)

(画像クリックで拡大)

(画像クリックで拡大)

(画像クリックで拡大)

(画像クリックで拡大)

(画像クリックで拡大)
1991年に三菱から発売された初代RVR(N23/13W型他)です。『RVの三菱』として三菱自動車が元気だった頃に発売されただけあって、ランエボと同等のエンジンを積んだハイパワーモデルやオープントップモデルなどのバリエーションも豊富でしたね。
さて、この初代RVR、ご存知の通り、同時期のミニバン・シャリオのショート版で、ミニバンとしてはもっともメインであるセカンドシート部分が省かれていますので、基本的に4人乗りです。当時はRVブームということもあってそこそこ売れていたようですが、今落ち着いて考えてみると、なんとも中途半端なクルマでしたね。とはいえ、このクルマのように無駄の多い遊び心のあるクルマがごく普通に設計されていたというのは、バブル期はやはりメーカー、ユーザーともに心に余裕があったからだと思います。
RVRは初代、2代目とシャリオのショート版という形で販売されていましたが、2002年に一旦生産終了となり、2010年になって現行の3代目が発売されました。現行型はシャリオベースではなく、今風の言葉で言えばコンパクトSUVという形となりました。この「コンパクトSUV」というジャンル、最近徐々に人気が出てきているようですね。
奇抜なスタイルが受けている日産のジューク、クリーンディーゼルの魅力をアピールしている日産エクストレイルやマツダCX-5等、この分野には昨今の状況下においても奮闘している車種が目立ちますね。発売当初は目立っていた現行RVRも最近はめっきり存在感が薄くなってしまいましたので、ここはぜひ兄貴分の新型アウトランダーで巻き返してほしいものです。ところであの新型アウトランダー、なんだか初代デボネアの面影を感じてしまうのは私だけですかね?どうもシーラカンスをガンダムチックにしたような顔に見えてしまいます。
まあ何はともあれ、すっかり存在感が薄くなってしまった三菱自動車、どんな分野でもよいので救世主となるべき1台が欲しいものですね。
RVR・X3(N23W型)
全長×全幅×全高 : 4320×1695×1690mm
ホイールベース : 2520mm
車両重量 : 1420kg
エンジン : 直4DOHCターボ 1997cc 230PS
--- 以下、余談 ---
今月の衆院選に向けて各党、各候補者がそれぞれの主張をメディアで叫んでいます。その多くが、落ち着いて考えてみると何を主張しているのかよくわからない、という内容になっているように感じられます。はっきりした主張だと、それが達成できなかったときの言い訳に困るからこのようになっているとは思いますが、ここまで曖昧な主張ばかりでは選択のしようがありませんね。
個人的にひとつ引っかかっていることがあるのですが、どの政党も手段こそ違えど、経済成長を目指すと言っているように思われます。様々な各党の主張を実現するためには経済成長という前提が必要なのでしょうね。きっと初代RVRが出た頃のような社会状況になれば山積する諸問題の大部分が解決できるという考えなのだと思います。
これだけたくさんの政党がごろごろと出てきたのですから、ひとつぐらい「経済成長を前提としない」政党があっても良いような気がするのですが・・・。各党の政策実現の前提が経済成長であるなら、経済成長しなければどの党の政策実現も困難になってしまいますね。
それから、介護や農業を「これからの成長産業」と言っている方って、介護や農業をやったことがあるんでしょうかね?親の面倒や畑仕事を嫌がって都会に出て行き、その都会で仕事がなくなったからといって、他人の親の面倒や他人の畑で百姓仕事なんてできるんでしょうかね?
今、世の中が閉塞しているとか言われていますが、私自身は特に閉塞しているとは感じていません。閉塞感を感じているのは、本来自分がすべきことの面倒な部分を他人に押し付けたり後回しにしたりして、美味しい部分のみを享受してきた方々だと思います。それらの方々は、それぞれの属するシステムがうまく回転しているときには非常に快適な生活ができますが、一旦システムが止まったり、そのシステムからはじき出されると即生活が破綻してしまいます。
一票の投票先をじっくり考えると同時に、我々一人ひとりが、自身及びその家族、またそれぞれがお住まいの地域の数十年先の将来像までじっくりと考えたいものですね。
--- 余談終わり ---
☆『
旧車カタログコレクション(web版)』にて大きな画像及び未掲載の画像を掲載しています。☆

旧車サイトのリンク集です。珍しい旧車が見つかるかも?