旧車カタログコレクション

さっぱり元気がなくなってしまった自動車産業。環境・経済性を踏まえた新時代の自動車産業が繁栄することを切に願う車好きオヤジのブログです。



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皆様、よいお年を! 

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 今日は大晦日、時が過ぎるのは早いもので平成23年も今日で終わりです。今年はなんといっても東日本大震災及び福島原発の事故が発生し、日本が大混乱に陥った年でした。未だ復興には程遠い状態にあり、あらゆる意味で危機が続いています。

 経済環境もまったく不透明な状態が続き、震災、円高、タイの大洪水等、自動車業界にとっても危機的な苦難が連続して降りかかってきています。リーマンショックで元気がなくなった自動車産業を応援する意味でこのブログを始めましたが、丸三年が過ぎて、ブログを始めたときよりも自動車産業を取り巻く環境が悪化しています。こんな状態になるとはまったく想像もしていませんでした。

 さて、冒頭の写真は近所の不用品回収所です。廃車が集められていたところには確か“買取所”という看板が掲げられていました。なんとも寂しげな光景ですね。私の目にはまだ十分に使えそうなものばかりに見えてしまいます。エコ家電、エコカーが増えるということは、もう一方でこのような“不用品”“廃車”も増えているということなんでしょうね。これらがそれぞれの寿命を全うしてこの場に来ているのなら何も問題ありませんが、本当のところはどうなんでしょうね?

 現在、自動車を始めとする日本の基幹産業といわれている分野の製造業は、メインターゲットが元気のない国内ではなく、大きな需要が見込める新興国となっています。中国、インド等の成長はとても急激なので、やがてそれらの国でもこの写真のような場所がたくさん生まれてくることになると思います。新興国市場が飽和状態になったら、さらに別の新興国市場にきっとターゲットが移るのでしょう。

 この流れ、新たな“新興国市場”がなくなるまで続くと思いますが、なくなった時点で止まりますね。新興国が成長するにつれ、その新興国内でも新たなメーカーが誕生しますので(日本メーカー、韓国メーカーが誕生したように)、流れはますますスピードアップしていくことになると思います。

 いったん回りだした大きな歯車はなかなか止めることができないので、新たな需要がなくなった後は買い替え需要に頼るしかありません。この写真のような不用品回収所はそれらの行き先があるから成り立っているのですが、あらゆる新興国が経済成長して、行き先がなくなった場合、どうなるんでしょうね。

 震災、原発事故を機にあらゆる分野で“エコ”が取り沙汰されていますが、“エコロジー”、“エコノミー”双方の“エコ”について我々一人ひとりがもう一度しっかりと考えなくてはならない時期が来ているのかもしれませんね。意外と“エコ”だと思っていたことが“エゴ”なのかもしれません。“エゴカー”、“エゴ家電”に“エゴカー補助金”や“家電エゴポイント”が付いた時代だなんて、後世の人々から笑われたくないですからね。

 下らないことをグダグダ書いてしまい、申し訳ありません。まあ何はともあれ、いろいろあった2011年も今日で終わり、明日からは新しい年が始まります。今年一年、拙いブログにも関わらずご愛読頂き、誠にありがとうございました。来年も細々と続けていきますので何卒よろしくお願い申し上げます。

 それでは皆様、くれぐれも交通事故にはお気をつけて、良いお年を。



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[ 2011/12/31 15:39 ] その他 | TB(0) | CM(8)

旧車・トヨタ・コルサ(AL10型) 

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 1978年にトヨタから発売された初代コルサ(AL10型)です。姉妹車ターセルとともに、トヨタ初のFF車として世に出されました。このカタログには載っていませんが、当時人気絶好調だった山口百恵さんがイメージキャラクターとなり、“百恵の、赤い靴。”というキャッチフレーズで紹介されていましたね。山口百恵さんも素敵ですが、このカタログの4枚目画像、左下のピンクのタンクトップを着たお姉さんのイラスト、ノーブラ乳首の透け具合もなかなか素敵です。

 さて、このコルサ、縦置きエンジンFF車という、現在の感覚ではちょっと珍しいスタイルのクルマですが、カタログの至るところに記載されている通り、キーワードは“エンジョイ・エコノミー”です。なんでも“新時代の合理精神の誕生”とのことで、“車が本来もっている楽しさ、合理性や経済性を大切にすることと、快適さや大きなゆとりは両立するという技術の信念”を実現したクルマだそうです。

 このカタログは30年以上前のものですが、なんだか書かれている内容が現在でもそっくりそのまま当てはまりそうですね。そんなことを考えながらこのコルサのカタログを眺めていたら、全長4メートル程のコンパクトなボディにも関わらず2,500mmというロングホイールベースというのは、現在人気のコンパクトカーとほぼ寸法が同じであることに気付きました。(ヴィッツ:3885mm・2510mm、フィット:3900mm・2500mm、ちなみに当時のカリーナが4230mm・2500mm)

 まあ現在のコンパクトカーは全長とホイールベースが当時のコルサと同じであっても、パッケージングが改善されて室内長は当時のクラウン、セドリックと同等(1900mm前後)になっていますから、室内空間という観点からいうと全然違いますけどね。

 ということは、先日発表されたトヨタの新型ハイブリットカー・アクアは、全長3995mm、ホイールベース2550mm、室内長2015mmとのことですので、当時のコルサと同じくらいのコンパクトな車体で、室内は当時のクラウンやセドリックよりも広く、燃費はプリウスよりも良いクルマということですね。まだ乗ったことはありませんので走行性能は分かりませんが、おそらく当時のクラウンよりもずっとよく走ると思います。

 いやあ~、30数年間にわたって“新時代の合理精神”を追求したらすごいクルマが誕生したものですね。まだ発表されたばかりなのに既に6万台受注しているという報道にも納得です。山口百恵さんを起用してもパッとしなかったコルサとは大違いですね。なんだかプリウスとアクアばかり並んでいるスーパーの駐車場が自然と頭に浮かんできてしまいますね。

コルサ・4ドア・1500GSL(AL12型)
全長×全幅×全高 : 4035×1555×1375mm
ホイールベース : 2500mm
車両重量 : 825kg
エンジン : 直4OHC 1452cc 83PS

☆『旧車カタログコレクション(web版)』にて大きな画像及び未掲載の画像を掲載しています。☆

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[ 2011/12/29 12:22 ] 1970年代トヨタ | TB(0) | CM(14)

旧車・三菱・ランサーEX(A172/174/175A型) 

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 1979年に三菱から発売されたランサーEX(A172/174/175A型)です。初代ランサーの丸みを帯びたスタイルから一変して直線基調のスタイルとなり、一回り大きくなってEX(EXCEED)というサブネームとともに登場しました。「EXCEED」とは「超える」という意味ですが、三菱車には過去も現在も、EXCEEDというグレードがいろいろな車種に設定されていますね。きっと三菱が好きな言葉なんでしょうね。

 さて、この2代目ランサーEX、後に追加されることとなる1800ターボエンジンモデルが走り屋の間で『ランタボ』として人気となる一方、一般グレードのランサーEXはFF版のランサーフィオーレ登場によってその存在が中途半端となっていましたね。ランサーEXと聞くとターボモデルだけが思い浮かぶのは、エボ以外のランサーがいまいち存在感が薄かった後のランサーと同様ですね。「超える」が好きな三菱も、なかなか過去の悪しきパターンを「超える」ことは出来なかったようです。現在、“ランサー”はエボリューションしかありません。まあ、ある意味ではやっと「超えた」のかもしれませんね。

 当時、ランタボをコテコテにいじって草レースを楽しんでいた友人がいました。給料はほとんどタイヤやガソリン代、パーツ代に消えていたそうです。同じクルマ好きといってもちょっと私とは方向性が違っていた方なので一緒に走りに行くということはありませんでしたが・・・。

 数年前、遠出の折に久しぶりに彼と会いました。お互いもう若くはないのですが、相変わらず今もコテコテのランエボで草レースをしているのかを尋ねたところ、「あっ、もうクルマはやめた」とのこと。当時の熱の入れようをよく知っていたので彼の口からその言葉を聞いたときにはとてもびっくりしました。

 クルマをやめた彼、なんでも「クルマは金がかかるから自転車にした」とのことでした。彼のご自宅で趣味の自転車を拝見したのですが、これがまた見てびっくり、マウンテンバイクからロードバイクまで高そうなのが何台もありました。フレームやパーツを個別に入手して自分で組み立てているとのこと。「これが40万ぐらい、こっちのはもうちょっとかかったかもしれない・・・」と説明してもらったのですが、人間の性格って変わらないものですね。ちょうどその頃、4万円程で購入したGIANTのマウンテンバイクの高性能さに感激していた私にはまさに未知の世界でした。

 ランサーEXは私の中ではその友人とセットで記憶されています。今、改めてランサーEXのカタログを見てみたら、彼のコテコテのランサーターボしかじっくり見たことがなかった私にはとても新鮮に感じられました。ランサーEXって意外とシンプルで良さそうなクルマですね。

ランサーEX・1800GSR(A175A型)
全長×全幅×全高 : 4225×1620×1385mm
ホイールベース : 2440mm
車両重量 : 985kg
エンジン : 直4OHC 1795cc 100PS

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[ 2011/12/22 16:19 ] 1970年代三菱 | TB(0) | CM(12)

旧車・トヨタ・スプリンター/トレノ(AE80/86型) 

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 1983年にトヨタから発売された5代目スプリンター(AE80/86型他)です。姉妹車のカローラ同様、スプリンターもセダン・5ドア系のFFスプリンターとスポーツ系のFRトレノという、FFとFRが混在したラインナップで構成されていました。ご存知の通り、この代のトレノが現在異常な人気を誇っている、皆様が大好きな“AE86(ハチロク)”ですね。

 さて、この代のスプリンターについては、先日の東京モーターショーでトヨタ・ハチロクが発表されたことに関連して、あらゆるメディアで専門家の方々がAE86および当時のスプリンターについて詳しく解説されているので、素人の私が書くことは何もありません。極めて人気の高いクルマなので、現在でもちょくちょく街中で見かけますが、改めてこの“Sexyスプリンター”のカタログを見ると、表紙の古谷一行さんの若さから、いかにAE86が古いクルマなのかを実感しますね。

 それにしても“ハチロク”人気はすごいですね。個人的にはFF化された次の代のレビン/トレノ(AE92型)のほうが好きだったので、異常ともいえるハチロク人気にはちょっと違和感を感じています。2009年の東京モーターショーでFT-86が発表されたときにもAE86解説が盛んにされ、それ以降、今回のトヨタ・ハチロク発表までの2年間、自動車雑誌では必ず何らかのハチロク解説が載っていたように思います。

 その10年程前、アルテッツァが発表されたときも今回と同じようにAE86の解説が盛んにされていたような記憶があります。FFとFRの運転感覚の違いがよくわからず、スキール音を今まで一度も出したことのない、無事故無違反ゴールド免許のクルマ好きオヤジとしては、その度に書かれている内容がよく理解できず、違和感を感じていたものでした。

 来春発売予定のハチロクとBRZ、とてもカッコいいクルマだからぜひ成功して欲しいものですね。くれぐれも公道でドリドリして事故を多発させ、任意保険の異常に高いスポーツカーにはなってほしくないものです。本当に運転が楽しいクルマは、普通に街中を安全運転していても楽しいものですからね。

スプリンタートレノ・3ドア・GT APEX(AE86型)
全長×全幅×全高 : 4205×1625×1335mm
ホイールベース : 2400mm
車両重量 : 940kg
エンジン : 直4DOHC 1587cc 130PS

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[ 2011/12/18 13:19 ] 1980年代トヨタ | TB(0) | CM(10)

旧車・日産・サニー(B13型) 

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 1990年に日産から発売された7代目サニー(B13型)です。先代のB12型トラッド・サニー同様、極めてオーソドックスな3ボックススタイルのセダンで、全体的に丸みと上質感が備わったとはいえ、クルマ全体から大衆車オーラをプンプン醸し出しています。今人気の可愛らしい顔した片づけコンサルタントのお嬢さんだったら、ニコッと笑いながら“ときめかないので、ありがとう!って言って捨てましょうね!”と言いそうなぐらい平凡なスタイルですね。まあ個人的にはこの平凡さが結構好きでしたが。

 さて、このB13型サニー、ご存知の方も多いと思いますが、日産の公式HPにも掲載されている通り、実は立派な現行車種です。現在もメキシコでは「Tsuru(鶴)」として製造販売されており、タクシー市場では大半を占めているほど一般的なクルマとなっているそうです。

 以下、日産公式HPから引用
 『「ツル」は25年以上にわたってメキシコ市場で販売されているコンパクトサイズのセダンで、同市場では15年間連続、サブコンパクトカーセグメントのリーダーに君臨しています。・・・』とのこと。

 “鶴は千年、亀は万年”という言葉があるように、鶴は長寿の象徴とされていますが、日産のTsuruもなかなか長寿モデルですね。現在国内ではこういう古典的な3ボックススタイルのコンパクトセダンがなくなってしまいましたので、右ハンドル仕様の鶴が輸入されたら意外と受けるかもしれません。今主流の2ボックスコンパクトカーのスタイルはどうも好きになれない、しかし大きなセダンもいらない、という中高年世代にとってはジャストフィットのような気がします。もちろん車名は漢字で『鶴』、有料色のホワイトパールを標準色として用意すれば、いかにも長生きできそうな縁起のよいクルマになります。年金が当てにできないこれから高齢者になる世代にとってはとてもありがたい存在になりそうですね。

 ところでこのサニー、当時の国内版B13型サニーを始めて見たときも、現在のメキシコ版Tsuruの写真を始めて見たときも、個人的には「ときめき」はまったく感じませんでした。しかしこういうクルマはときめきを感じない代わりに飽きも来ないので長く乗るにはいいなぁと思います。

 冒頭で例え話として出した『片づけの魔法』ですが、ページをめくってもときめかないカタログを片っ端から捨てていたら、うちの倉庫はずいぶんすっきりしますが、このブログを書くことは出来なくなっていました。ブログを書くことによって結構私自身人生がときめいていますので、『人生がときめく片づけの魔法』というのも人によりけりですね。

 きっとこのサニーや私の旧車カタログのように、ときめかないけど捨てなかったおかげで人生にときめきをもたらしてくれる物というのも存在していると思いますよ。あっ、もう捨ててしまったから手遅れでしたかっ!

サニー1500・スーパーサルーン(B13型)
全長×全幅×全高 : 4210×1670×1375mm
ホイールベース : 2430mm
車両重量 : 960kg
エンジン : 直4DOHC 1497cc 94PS

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[ 2011/12/16 10:55 ] 1990年代日産 | TB(0) | CM(10)

旧車・トヨタ・クラウン・2000シリーズ(S120型) 

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 久しぶりの更新となってしまい、誠に申し訳ありません。

 1983年にトヨタから発売されたクラウン(S120系)・2000シリーズ、いわゆる“5ナンバークラウン”の専用カタログです。当時は3ナンバーのクラウンと言ってもバンパーが拡大されて寸法が大きくなっていただけですので、この5ナンバー枠に収まっているクラウンを見ても全然違和感は無く、どこからどう見ても“クラウン”してますね。

 さて、このクラウン2000シリーズ、誰が見ても貫禄のある“いつかはクラウンに”のクラウンですが、寸法も排気量も5ナンバー枠に収まっています。駅のタクシー乗り場で客待ちをしているクラウンコンフォートが今見るととても小さく感じられるように、それと同寸法のこのクラウンも、たまに街で見かけるととても小さく感じられます。

 でも当時はとても大きく感じられたんですよね。高級車の代名詞、トヨタのクラウン。いつかはクラウンに!私自身もそう思っていましたから憧れでした。実はこのクラウン、うちにもあったのですが(もちろん親父のです)、中古のポンコツカローラで遊んでいた私にとってはやっぱり“いつかはクラウンに!”の存在でした。

 当時のクラウン2000シリーズの価格帯は230~300万円程度。クラウンの3リッタークラスでは400万円弱というグレードもありましたので、やっぱり高級車ですね。トヨタではそれより上には570万円のセンチュリーがあるだけでした。

 と、ここでひとつ疑問が湧きました。当時(80年代中頃)って、現在とそれほど物価は変わっていませんよね。大卒初任給は現在のほうが少し多いかもしれませんが、今と違って誰もが就職でき、ボーナスもみんながもらえた時期ですので、可処分所得でいえばおそらくあらゆる年齢層で当時のほうが多かったような気がします。

 物価も収入もあまり変わっていませんが、クルマのラインナップだけは大きく変わりました。現在、プレミオのスペリアパッケージという、当時のクラウンのようなトヨタ流のコテコテ豪華さでまとめられたグレードが270万円で販売されています。車名は異なりますが、車格も性能も、見た目の豪華さも当時のクラウン2000シリーズと同様なクルマはやはり価格も同様です。そして当時はこのレベルが“高級車”でした。

 ところが現在は、このレベルはいわゆる“正統派セダンのボトムレンジ”であり、ちょっとまともな“高級車”となれば、当時のセンチュリークラスの車格、性能、価格になります。マジェスタ、フーガ、レジェンド等はみな当時のセンチュリー、プレジデントと似たようなレベルのクルマになっていますね。つまり“いつかはクラウンに”だったレベルが、車格的にも価格的にもセダンのスタートラインになってしまったんですね。

 天候の影響でしばらくイレギュラーな畑仕事に追われていましたが、コマツナを揃えながらこんなことを考えていました。ずいぶんクルマも高くなったもんだな~って。個人的には当時のクラウン2000シリーズは車格も性能も十分すぎるレベルだと考えていましたから、マイカーの基準がそのあたりになっています。新型インプレッサのG4なんて素晴らしくカッコいいですね。

 現在開催されている東京モーターショーでは各メーカーがエコと同時に、もう一度人々にクルマの魅力を再発見してもらうような原点回帰というテーマもあるようですが、価格も原点回帰してほしいものですね。やっぱり基本的には200万円がひとつのライン、それ以上は“高級車”でいいと思います。

 新車販売で軽自動車が4割近くを占め、トヨタが軽トラを販売するような時代になったのは、若者のクルマ離れだけではなく、多くの方が自動車メーカーの非常識な高額車販売商法に付き合うのをやめたからじゃないだろうかと個人的には考えています。500万、600万円のクルマなんて、総理大臣や大企業の社長が運転手付きで乗られるクルマだけでいいと思いますよ。

クラウン・4ドアハードトップ・ロイヤルサルーン(GS121型)
全長×全幅×全高 : 4690×1690×1410mm
ホイールベース : 2720mm
車両重量 : 1430kg
エンジン : 直6DOHC 1988cc 160PS

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[ 2011/12/10 16:59 ] 1980年代トヨタ | TB(0) | CM(20)
プロフィール

kurumamaniacs

Author:kurumamaniacs
「未曾有の大不況が自動車業界を直撃!このままでは日本からカッコいいクルマがなくなってしまう!そしたらクルマが趣味の私は趣味がなくなってしまう!」と危惧している車好き中年オヤジです。
レイアウトの都合上、このブログには限られた頁数しか掲載していませんが、
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