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1993年にトヨタから発売された6代目セリカ(ST200型)です。1999年まで生産されていましたので、まだ街中でたまに見かけることはありますが、流石にちょっとヘタッた車体が多くなってきましたね。カタログで綺麗な写真を見るととても新鮮な気分になります。
先日、近所の中古車屋に走行6万キロでそこそこ綺麗なSS-3の5MTが25万円で販売されていました。思わず衝動買いしそうになってちょっと覗いてみたのですが、よく見るとやっぱりそれなり状態。中古車屋の、あの不自然に綺麗に見せることができる洗車方法を習いたいものですね。
さて、この6代目セリカ、WRCでの活躍もちょっと中途半端で、賛否両論の意見があるクルマですが、個人的にはとてもカッコいいクルマだと思っています。しかしながら若者の嗜好がRVへ向かっており、ただでさえスペシャリティカーの人気が下がっていた時期に、フロントをちょこっと変えたカレンなる姉妹車まで発売したことが影響したのかどうかわかりませんが、当時の人気はいまひとつでしたね。
その後、ダウンサイジングした7代目セリカ(T230型)にフルモデルチェンジされたものの、販売不振を覆すことはできず、とうとう国内からスペシャリティカーの代名詞であったセリカが消滅してしまいました。時代の流れとはいえ、寂しいものですね。
しかしながら、国内では消滅してしまったセリカですが、北米では現在もサイオンtCとして立派にセリカの後継2ドアクーペが販売され続けています。それも若者向けの比較的廉価な価格帯で、カローラルミオンやiQ、イストとともにサイオンブランドの一角を担っていますね。
最新型は2.5リッターエンジンを積んだ6MTもラインナップに存在しているとのこと。なんだかとても羨ましいです。現地工場で生産されたクルマが現地のみで販売されているというのなら諦めも付きますが、サイオンtCについては、地元愛知の工場で生産されて米国まで輸送し、それがとても安価に販売されているんですものね。ちょっと悔しいですね。
2.4リッターなり2.5リッターなりのMTスポーティーカーが日本円にして150万円程度で販売されているなんて、いったいどういうカラクリになっているんでしょう。下請け部品工場を経営している友人が会うたびにトヨタの悪口を言っていますが、そんなこともなにか関係しているのかもしれませんね。
北米向けとえいば、FJクルーザーが日本でも販売されることになりました。このご時勢に大型RVですから、あまり大ヒットするとは思えませんが、台数が見込めなくてもユーザーの選択肢を増やすという点ではとても好ましいことですね。エコカーやミニバン全盛の国内市場ですが、あの手のクルマを欲しがる方も少数ながら絶対に存在しているはずです。
経営効率化のためにそのような少数派を切り捨てていくことは簡単なことですが、一度切り捨ててしまうとユーザーを再度引き寄せるにはずっと大きなエネルギーが必要になってしまいます。
台数の見込めないクルマでも研究開発して販売し続けて欲しいとは言いませんが、FJクルーザーのように、他国向けに生産している車種を国内でも販売することはそれほど手間はかからないはず。受注生産扱いでもいいからサイオンtCもぜひ国内販売して欲しいものですね。
相変わらずエコカーの話題が自動車業界の最重要関心事となっていますが、エコカーネタにもういい加減うんざりしているというクルマ好きも徐々に多くなってきているような気がしています。トヨタもそう感じるようになったからFJクルーザーの国内販売を始めたのかもしれませんね。
セリカ・SS-3(ST202型)
全長×全幅×全高 : 4435×1750×1305mm
ホイールベース : 2535mm
車両重量 : 1210kg
エンジン : 直4DOHC 1998cc 200PS

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