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今日はちょっと趣向を変えて二輪車をご紹介、1987年にホンダから発売された2代目NSR250R(MC18型)です。このカタログはマイナーチェンジが施された1989年式のもので、過激すぎる出力特性が若干穏やかに改められていたモデルだそうです。まあ穏やかとはいえ、もともとが過激すぎるので“若干穏やか”になったところで過激なことには変わりありませんが。
このバイク、現在ではもう市販されていない2ストロークエンジンが搭載されたレーサーレプリカです。バイクの販売台数がすっかり減ってしまった現在からはなかなか想像できないことですが、当時はこの手のフルカウルのレーサーレプリカが各社からたくさん販売されていました。
中でもこのNSR250Rを含む2ストローク250ccクラスのレーサーレプリカは、その圧倒的な動力性能、そして車検が不要ということもありとても人気があるクラスでしたね。私も友人に借りて何度か(公道ではありません)運転したことがあるのですが、このスポーティさは四輪の比ではありません。それもそのはず、この手のレーサーレプリカはほとんどレース用の車両と同じ設計で造られていますので、“保安装置の付いたレーサー”のようなものです。車体内部のカタログ写真を見ていると、惚れ惚れするような機能美に溢れていて、レーサーなのか市販車両なのかまったく分からないぐらいですね。
さて、このバイクが発売されていた頃、私は仕事の都合で都内に住んでいました。当時はバブル経済絶頂の頃で、新宿で建設中だった新都庁舎の背が日々高くなっていた頃でした。日本経済絶好調、はいいのですが、東京の地価も絶好調だったため、とても駐車場を借りることができず、クルマ無し生活を送っていました。
とはいえもともとクルマ好き人間ですから、クルマがない生活は結構寂しく、その埋め合わせのためにバイクを購入しようとバイク屋さんでいろいろとカタログを集めていました。
しかしながら致命的な問題点が・・・、私は自動二輪の免許を持っていませんので、購入しても乗ることができません。仕事が落ち着いたらそのうち免許を取ろう、と考えてはいたものの、多忙のまま今度は地方都市に転勤となったのでもとのクルマ生活に。
“そのうち免許を取ろう”と思いながらあっという間に20年が過ぎ、中年オヤジになっても未だに“
原チャリ小僧”です。人間の“そのうち”っていうのはいい加減なものだと自分自身でしみじみと実感しました。思い立ったときに実行しておかないと“そのうち”なんて未来永劫来ないものですね。
クルマの世界からはどんどんスポーティーカーが消滅している時代ですので、“そのうち”自動二輪の免許を取ってバイクでスポーティーさを味わおうかと考えている今日この頃です。
NSR250R(MC18型)
全長×全幅×全高 : 1980×650×1060mm
ホイールベース : 1345mm
車両重量 : 149kg
エンジン : 水冷2ストロークV型2気筒 249cc 45PS

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