
(画像クリックで拡大)

(画像クリックで拡大)

(画像クリックで拡大)

(画像クリックで拡大)

(画像クリックで拡大)

(画像クリックで拡大)

(画像クリックで拡大)
1992年にスバルから発売された初代インプレッサ(GF/GC型)です。このカタログは1999年に発行された最終型WRXのものなので、STiバージョンも6となった段階のものです。人気車種ですから現在でもよく街で見かけますね。
WRCでの活躍もあり、ランエボと並んで世界中で根強い人気を誇っているジャパニーズ高性能スポーツカーです。『バランスで抜き去る。』『OVER 7000rpmで聴く歌。』『シフトアップのたびに、リミットまで回してみたくなる。』等、現在主流のエコカーとは正反対の言葉ばかりが並んでいるので、読んでいてとても面白いですね。
スバル・インプレッサと三菱・ランエボ、スバルと三菱がWRCから撤退した現在でも、それぞれにお互いまったく譲らず高性能路線を突き進んでいます。どちらもとっても濃いキャラクターなので、双方が熱烈なマニアに支持されていますね。この二台、どの時代のものでもとてもカッコいいです。
さて、現在はエコカーブームの真っ只中。今も双方が高性能バトルを繰り拡げているといっても、クルマ社会全体から見ると、これらに興味を持っている人間はかなり少数派です。インプレッサやランエボをカリカリチューンしてクルマ談義に花を咲かせている方々はオタクとして見られて女性から敬遠されることもあるそうですね。特にこのスバル・インプレッサはオタク度合いが高いと巷では評判です。
でもそれほど熱烈なマニアが生まれるクルマって素晴らしいですね。インプレッサとランエボ、販売台数がどれだけ少なくなろうとも、これからもずっと今の濃いキャラクターを続けていって欲しいものです。
シビック・タイプRは今夏販売終了とのこと、マツダのRX-8も欧州では販売終了がアナウンスされていますから、国内販売もいつまでされるかわかりません。エコカーの対極にあるこれらのクルマはやっぱり存続が難しいのかもしれませんね。
しかしいくら少数派となろうとも、これらのクルマに興味を持つマニアは必ず存在しています。受注生産という形であっても販売を続けて欲しいものですね。
2009年度、国内販売台数トップのプリウスは277,485台販売されました。軽を除いて考えると、2位のフィットが173,154台なので、ダントツの販売台数ですね。ちなみにスバル全車(軽以外)の国内販売台数は80,542台、愛するマツダは170,772台なので、スバルとマツダの全てを合わせてもプリウスの台数に届きません。大トヨタ全体では1,524,865台と流石に多いですが、あれだけ豊富なラインナップを揃えているトヨタの中でも、プリウス率が18%もあります。
いくらエコカー減税の効果やエコカーブームがあるとはいえ、この状況はちょっと異常ですね。プリウスが売れているからといって各社一斉にプリウス化するのではなく、このインプレッサのように、コアなファンを抱えた車種はぜひその濃いキャラクターをひとつの「文化」として捉え、独自路線を貫いて欲しいものですね。多種多様なクルマがあってこそクルマ社会全体が面白いのですから。
インプレッサ・WRX Type R STi Version 6(GF-GC8型)
全長×全幅×全高 : 4350×1405×1800mm
ホイールベース : 2520mm
車両重量 : 1260kg
エンジン : 水平対向4気筒DOHCターボ 1994cc 280PS

旧車サイトのリンク集です。珍しい旧車が見つかるかも?