旧車カタログコレクション

さっぱり元気がなくなってしまった自動車産業。環境・経済性を踏まえた新時代の自動車産業が繁栄することを切に願う車好きオヤジのブログです。



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旧車・パブリカバン(UP26V型)で見るトヨタの安全対策 

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 このところ、トヨタの大規模リコール問題がずいぶん新聞やニュースなどを賑わわせていますね。トヨタのお膝元、愛知県民にとってはいかにアンチトヨタといえども、このような状況はとても寂しいものです。
 
 現在の問題、当初、フロアマットがアクセルペダルに引っかかってアクセルが戻らなくなってしまった、という問題が米国でクローズアップされ、その原因は北米特有の分厚い社外フロアマットを使っていたということだったということで一旦は落ち着きを見せていました。
 ところが、その後、米企業から調達していたアクセルペダル自体に問題があるということで、今回の大規模なリコール問題へ発展してしまいました。
 トヨタが2009年に全世界で生産した台数よりも多くのクルマがリコール対象となっているということで、やっと大不況から脱出したかと思われていたトヨタに、またもやとてつもなく大きな試練が舞い込んできてしまいました。

 さて、ここで最近のリコール問題のニュースを見ながら少し考えたことがあるのですが、そもそも昔のクルマって、アクセルが戻らなくてもクルマを止める術はいくらでもあったと思いませんか?

 1.クラッチペダルを踏み込む。(そうすればエンジンの動力がタイヤには伝わりません。)
 2.サイドブレーキをかける。(そうすれば物理的に腕力で後輪にブレーキをかけられます。)
 3.キーを抜く。(そうすれば急激なエンジンブレーキで挙動不安定になるかもしれませんが、エンジンは止まります。)

 昨今のクルマはクルマ自体がほとんどの制御をしてくれるため、運転手からするととても快適にクルマを操れるようになりました。しかしながら、操作のほとんどをクルマに依存しているため、「万が一」のときに人間はどうすることもできません。
 いまやMTのクルマなんて絶滅寸前ですから、クラッチを踏み込んで動力を断ち切ることはできません。
 そしてパーキングブレーキは足踏み式や電子式が増えてきましたので、運転手が居眠りしたときに助手席の人間がサイドブレーキを引っ張って車両を停車させることもできません。
 さらに、キーレスエントリーでプッシュスタートが一般的となった今、キーを抜いてエンジンを止めることすらできません。

 全ての部品が完璧で故障や欠陥の心配は万に一つもない、というのなら話は別ですが、そんなことは人間が造っているものである以上無理な話です。それならば「不完全」を前提とした物造りこそ、もっとも安全な物造りと思ってしまうのは私だけでしょうか?

 トヨタの大規模リコール問題のニュースを見て、急に昔のパブリカを思い出しました。画像7枚目、パーキング・ブレーキの項目では、「パーキング・ブレーキは、フート・ブレーキに関係なく作動しますので万一フート・ブレーキが利かなくなったとき使用できます。」とあります。
 そのうえ画像8枚目のアクセル・ペダルの項目では、「アクセル・ペダルはオルガンタイプの踏みやすいものです。」とあります。昔はオルガンタイプはマットがずれてアクセルを踏み込んだ状態になってしまう、と言われていたから吊り下げペダル式になったのですが、今はその逆ですね。高級車になればなるほどオルガン式になっています。

 さて、グダグダと文章が長くなってしまいましたが、根本的に100%なんてことはありえないのですから、トヨタに限らず自動車メーカーはこのパブリカのように「万一・・・のときには」の手段を確保しておいてもらいたいものですね。
 今ではあまり見られなくなってしまったこのサイドブレーキ、「梃子の原理でワイヤーを引っ張り、後輪を腕力で止める」というとても単純な仕組みです。ハイブリットやEVという、素人ではまったく理解できない構造にクルマが変化するなか、「最終的にクルマを止めるのは自分の腕力」という単純な仕組みも備えておいて欲しいものですね。

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[ 2010/01/30 22:08 ] 1960年代トヨタ | TB(0) | CM(0)

旧車・トヨタ・コロナSF(ST170/171型) 

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 1987年にトヨタから発売された9代目コロナの5ドアハッチバック、コロナSF(ST170/171型)です。SFとは「sensational feel」の略だそうですが、意味が漠然としすぎていてちょっとよくわかりませんね。
 カタログ冒頭で「STYLISH、SPORTY、STATUS、SPACE、SENSITIVE。Sを5つ(FIVE)もった、大人のための5ドアサルーン。」と、わざわざ「S」と「F」を説明しているにもかかわらず「sensational feel」となる流れがいまいち私には理解しかねますが・・・。
 ネーミングはともかく、この5ドアハッチバックのコロナSF、カッコいいですね。個人的にこういうクルマは大好きです。セダンにも見え、クーペにも見え、そしてワゴンの使い勝手も備えている万能選手とでも言いましょうか。とても便利で、クルマの理想的な形とも思えるこの形態が日本ではなかなか受け入れられないのが残念でなりません。
 
 田舎で百姓をしていると、農協やホームセンターで肥料を購入することがよくあります。1袋25kgと、結構な重量なので、バンパー上部からガバッと開く大きなリアゲートと荷室はとても重宝します。
 さらに田舎では法事のお付き合いがよくあります。この法事というのがくせ者で、三回忌あたりまでは亡くなった故人を偲ぶ本来の法要なのですが、何十何回忌となってくると、「身内の自慢話」&「その場にいない親戚の悪口披露会」に様変わりします。当然やって来るのは見栄っ張りオヤジとク○ババアばかりなので、これ見よがしな高級車がずらりと並びます。そんな法事に参加する時、こういうクルマなら礼服着て乗り付けてもあまりおかしくないですからね。
 ちなみに我が家で法事を行うと、庭にはベンツ、BMW、シーマ、アルファード等がずらりと並びます。うちの家族にとってもっとも不愉快な一日・・・、考えるだけで気分が悪くなってきます。

 話がちょっとずれてしまいました。肥料の積み下ろしにも便利、礼服着て法事へ行くときでもおかしくない、そして何より、GTグレードが設定されているように、スポーティドライビングも可能です。コロナSFはこの次の代までありましたが、それ以降はなくなってしまいました。
 最近はアウディA5スポーツバックやBMWグランツーリスモ等、素晴らしくカッコいい5ドアハッチバックが登場してきましたから、トヨタにも新型マークXあたりでこういうタイプを出してもらいたいものですね。『マークXスポーツバック』なんてクルマが出たらきっとアウディやBMWにも決して見劣りしないスポーティハッチバックになると思いますよ。

コロナSF-GT(ST171型)
全長×全幅×全高 : 4440×1690×1370mm
ホイールベース : 2525mm
車両重量 : 1140kg
エンジン : 直4DOHC 1998cc 140PS

☆『旧車カタログコレクション(web版)』にて大きな画像及び未掲載の画像を掲載しています。☆

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[ 2010/01/26 12:03 ] 1980年代トヨタ | TB(0) | CM(4)

昔のクルマは高価だった? 

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 この雑誌、1960年3月号の『モーターファン』誌です。表紙には1960年式の新型ヒルマン・ミンクスのイラストが載っています。なかなかカッコいいですね。さらに表紙には「ロータリーエンジン批判」なる言葉が・・・。50年前の時点で既に批判されていたロータリーエンジンを現在市販し続けているマツダに拍手ですね。本当はこの「ロータリーエンジン批判」なる特集について記事を書きたいのですが、なにぶん内容が高度過ぎて私には理解できません。この特集に限らず、この時代の自動車雑誌には、まったく理解不能な数式が羅列してあったり専門用語が頻出していたりでとても高度です。

 というわけで、今日は私にも理解できた『新車価格案内』をご紹介しようと思います。拡大画像を用意しましたので、ぜひご覧下さい。
 この価格表、「1月20日現在」とのことです。今日は2010年1月21日ですから、ちょうど50年前ということになりますね。トヨペット・クラウンSが81万円、プリンス・スカイラインが83万円となっています。ちなみにホンダ・スーパーカブが5万5千円。乗用車、バス、トラック、二輪車の全てが1ページに収まってしまうあたり、当時まだほとんど自動車がなかったことがうかがえますね。
 さて、50年前当時といえば、平均的な庶民一世帯における月収は3万円程度。現在と比較するとだいたい10分の1ですね。参考までに、70万円程で八畳二間に洗面、便所を付けた離れが一軒建った時代です。現在同等の離れを建築すると大体700万から800万円しますから、やっぱりこの価格表は10倍した金額で見ると現在の感覚になると思います。

 そんな背景を念頭においてこの価格表を見ると、クラウンやスカイラインは平屋建て住宅1軒よりも高価、グロリア1900に至っては140万円ですから、現在の感覚では総二階のちょっと小さな建売住宅(土地除く)と同等ということになります。ずいぶん自動車というのは高価なものだったんですね。

 しかしながらここで少し引っかかることがあります。確かに1500ccのクラウンやスカイラインが平屋建て住宅よりも高価、1900ccのグロリアが二階建て住宅と同等、と考えると「昔のクルマは高価だった」という結論に至りますが、当時のクラウンは現在のレクサスLS、スカイラインは日産GT-R、グロリアはセンチュリーやプレジデント、と考えると価格水準が現在と同等なんですよね。

 まだ一般庶民が買える「大衆車」がなかった時代ですから、庶民にとっての「大衆車」は二輪車でした。二輪車の価格を10倍して見ると、ちょうど現在の軽自動車から2000ccクラスの自動車と同等の価格体系になりますね。
 
 今から50年後、2060年にはいったいどんな状況になっているんでしょう?残念ながら私が50年後にこの価格表、そして現在の価格表、さらに50年後の価格表をもとに記事を書くことはできないと思いますから、若い方が書いてくれると嬉しいですね。

 以上のことから、「昔のクルマは高価だった?」というタイトルについての個人的な結論は、「高価といえば高価だったが、それぞれのクルマの位置付けを考慮すると現在と変わらない」となりました。皆様のお考えはいかに?

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[ 2010/01/21 11:44 ] その他 | TB(0) | CM(2)

旧型車・日産・初代セレナ(C23型) 

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 1991年に日産から発売された初代セレナ(C23型)です。初代セレナは正式名称が『バネットセレナ』でしたが、1994年のマイナーチェンジ以降、『バネット』が取れて単に『セレナ』となりました。このカタログは1995年発行なので、『日産セレナ』となってからのものです。
 車名が『バネットセレナ』だったことからもわかるように、初代セレナ(C23型)はバネットコーチの流れを汲んでいますのでFRが基本となっていましたが、ご存知のように2代目からはFFレイアウトの車体となりましたね。
 さてこの初代セレナ、丸っこくてとても愛らしいスタイルをしています。2枚目画像に写っているような典型的な幸せ家族のファミリーカーとしては申し分のないキャラクターですね。
 初代セレナが販売されていた頃、日産には兄貴分に当たるミニバンとしてラルゴがありました。同じプラットフォームを使っているとはいえ、愛らしいセレナに対して大柄で逞しいラルゴ、というような住み分けがなんとなくありましたね。
 ところが、日産から最上級ミニバンとして迫力満点のエルグランドが発売され、トヨタからはエルグランドの対抗馬として嫌味とも取れるような押しの強さを前面に出したアルファードが発売されてから各社ミニバンの傾向がなんとなく変わってきました。
 ミニバンブームの真っ只中、誰もが憧れるミニバンの頂点にどぎつい顔のアルファードとエルグランドが君臨しているから、自然と下位ラインナップもその傾向を帯びてくることとなります。『3年連続ミニバン販売台数No.1』のセレナも例外ではありません。3代目である現行のC25型セレナは初代の愛らしさはどこへやら、しっかりとエルグランドの弟分として迫力満点な『日産顔』を備えています。

 平々凡々とした中小企業サラリーマンの旦那さんと地味な奥さん、そして裕福ではなくとも両親の愛情を一身に受けて健やかに育っていた純朴な小学生の娘。ある日、勤めていた会社が倒産し、心労で旦那さんが体調を崩し、不幸なことに亡くなってしまいました。
 その後、良縁に恵まれ、不動産会社を経営している裕福な方と再婚することになり、娘ともども新しい旦那さんと暮らすことになりました。ところがこの再婚相手、実は「強きを助け、弱きをくじく」悪徳不動産会社の経営者で暴利をむさぼり贅沢三昧の毎日。地味だった奥さんも高級化粧品で別人に化けてブランドバッグを買いあさる生活に染まってしまいました。純朴だった小学生の娘は茶髪にピアスの女子高生となり、数日帰ってこないこともしばしば・・・。

 例えが長くなってしまいましたが、軽ワゴンに至るまでキラキラグリルといかつい吊り目ライトのデザインになってくると初代セレナの愛らしいスタイルがとても新鮮に思えてきますね。販売台数の多くを占める日本のミニバン、今後どんなスタイルになっていくんでしょう?私はミニバン嫌いなので自分で買うことはないと思いますが、国産ミニバンの将来にはとても興味があります。

セレナ・FX(C23型)
全長×全幅×全高 : 4355×1695×1830mm
ホイールベース : 2735mm
車両重量 : 1420kg
エンジン : 直4DOHC 1998cc 130PS

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[ 2010/01/19 16:57 ] 1990年代日産 | TB(0) | CM(2)

旧車・日産ローレル(C31型)とローレル・スピリット(B11型) 

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 以前、日産ローレル・スピリット(B12型)の記事を書いて日産の迷車、ローレル・スピリットをこき下ろしましたが、ローレル(C31型)とローレル・スピリット(B11型)が一緒に載ったカタログがありましたので、再度この迷車をこき下ろします。
 C31型ローレルは1980年の発売、B11型ローレル・スピリットは1982年の発売ですから、このカタログはローレルを扱う日産モーター店に今まで欠けていたカローラクラスの大衆車がやっと投入され、一通りのラインナップが揃った1982年の総合カタログということになります。
 待ちに待ったフルラインナップの総合カタログがこれでは、当時の営業マンも可愛そうですね。表紙には威風堂々としたハイオーナーカー・ローレルのすぐ下に、まるで母親の化粧を真似て口紅を付けた小学生の女児のようにローレルと同じツートーンカラーのローレル・スピリットが掲載されています。同じなのはボディカラーだけでなく、なんと『LAUREL』の字体まで。私が日産の営業マンだったらこのカタログを使ってローレル・スピリットをこき下ろし、顧客の笑いを取って、ローレル、セドリック、ガゼールを売りまくります。
 表紙こそ撮影アングルのおかげでなんとなくローレル・スピリットがローレルっぽく見えますが、5枚目画像に写っているベージュのローレル・スピリットはどう見てもサニーにしか見えません。きっとローレル・スピリットを販売してしまった営業マンで、その後ろめたさから転職を考えた方もずいぶん多かったことだと思います。
 さて、ローレル・スピリットの悪口はこれぐらいにしておくとして、このカタログ、ローレル・スピリットのおかげで他の3車がとても引き立って見えますね。特に真っ赤なガゼール、もともとカッコいいのに隣りにローレル・スピリットが載っているからさらにカッコよく見えます。

 ここまで書いてきて、頭の悪い私、やっと気付きました。

 このカタログは「待望のフルラインナップ総合カタログ」なのではなく、ローレル、セドリック、ガゼールを拡販するためのものだったんですね。単価の安い大衆車にこういう引き立て役をラインナップし、カローラクラスを検討していた顧客により単価の高い高級車を販売する。自意識過剰な女性が合コンに参加する折、必ず自分よりも容姿の劣る「仲良しの女の子」と一緒に行くようなものですね。合コンの場合、その「仲良しの女の子」のほうが意外と掘り出し物だったりすることが多いのですが、このカタログではやっぱりローレル・スピリット、「枯木も山の賑わい」でしかありませんね。

ローレル・スピリット・XJ(HB11型)
全長×全幅×全高 : 4050×1620×1390mm
ホイールベース : 2400mm
車両重量 : 800kg
エンジン : 直4OHC 1487mm 85PS

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[ 2010/01/16 11:24 ] 1980年代日産 | TB(0) | CM(10)

旧車・トヨタ・ダイナ(K170型) 

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 1963年にトヨタから発売された2代目ダイナ(K170型)です。初代は1959年に発売され、現在も車名が残っていますから、実に半世紀以上にわたって親しまれてきた由緒あるトラックですね。(初代については「半世紀前のモーターショー・その2」をご参照ください。)
 初代は丸目2灯のとても愛嬌のある顔をしていましたが、この2代目、丸目4灯になったとはいえ、相変わらず愛嬌のある顔つきをしています。特にダンプトラックは荷台の力強さと顔つきがとてもアンバランスですね。まるでシュワちゃんの体つきをした広末涼子さんのようです。
 最近のトラックはメーカー間のOEM供給の問題もあり、あまり個性が感じられなくなってしまいましたが、この時代はトラックも各社それぞれに個性的でした。
 さて、ダイナという車名の語源が『ダイナミック』ということは皆様ご存知だとは思いますが、どうして『ダイナエース』にならなかったのかちょっと不思議ですね。「トヨ」、「ライト」、「ハイ」、「タウン」、挙句の果てには言いにくさなど無視して「レジアス」にも「エース」を付けてしまうトヨタにしては珍しく思えます。
 本当のところはわかりませんが、「エース」が付かない貴重なトヨタ製トラックですので、『ダイナ』という車名、これからもずっと大切にしていただきたいものですね。なんといってもウルトラマンやノートパソコンよりもずっと『ダイナ』の先輩なのですから。

トヨタ・ダイナ・標準型(RK171型)
全長×全幅×全高 : 4690×1695×1990mm
ホイールベース : 2800mm
車両重量 : 1520kg
最大積載量 : 2000kg
エンジン : 直4OHV 1994cc 93PS
最高速度 : 110km/h

☆『旧車カタログコレクション(web版)』にて大きな画像及び未掲載の画像を掲載しています。☆

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[ 2010/01/13 16:15 ] 1960年代トヨタ | TB(0) | CM(6)

旧車・日産・ブルーバードバン(V510型) 

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 1967年に日産から発売されたブルーバードバン(V510型)です。このカタログは一枚物の簡易的なものなのですが、限られた紙面の中にとてもユニークな文章で『ニュー・ブルーバード・バン』の特徴が余すことなく記載されてとても面白いです。表裏とも拡大画像を用意しましたので、ぜひご一読ください。
 510型ブルーバードは歴代ブルーバードの中でも大成功を収めたモデルのひとつですが、同時期にトヨタから発売されていたコロナと『BC戦争』と呼ばれる激しい販売合戦を繰り広げたことでも有名なモデルですね。
 『BC戦争』の激しさは商用車であるバンでもあからさまに感じられます。
 以下、カタログ文面から引用
 「荷室を見て・・・例えば30cmのダンボールなら横に4個も並び、コロナバンより1個多く積めます。」
 「商機を逃がさず・・・ご商売上手のあなたなら、ニュー・ブルーバードバンと他車との大きな差がきっとおわかりいただけるはずです。コロナバンをしのぐ高出力、経済的な燃費、ブルーバード、ダットサン商業車で立証ずみの耐久性・・・」
 いやはや、なんとも露骨な表現のオンパレードです。ライバル車名をそのまま出し、「コロナバンを選ぶなど言語道断、ちょっとおかしいんじゃないの!」とでも言いたげな表現ばかりです。
 最近では新型プリウスのカタログで、ホンダ・インサイトを想定したハイブリット車を、二人乗り自転車の絵でこき下ろしていた表現が少々問題となりましたが、このブルーバードバンの露骨さは新型プリウスなどまったく比ではありませんね。きっと今こんなセールスコピーを配布したら大問題となることでしょう。

 現代の自動車カタログはCGや合成写真等を駆使して視覚的にとても素晴らしいものばかりですが、昔のカタログも広報担当者が知恵を絞った素晴らしい文章で商品説明がされているので読んでいて面白いですね。

『ご商売熱心なあなたにとくにご試乗頂きたいのです』などと書かれたら、試乗しない方は『ご商売熱心でない』方になってしまいますものね。

ダットサン・ブルーバードバン・デラックス(V510型)
全長×全幅×全高 : 4115×1560×1440mm
ホイールベース : 2420mm
車両重量 : 945kg
エンジン : 直4OHC 1296cc 72PS
最高速度 : 140km/h

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[ 2010/01/07 16:19 ] 1960年代日産 | TB(0) | CM(0)

旧型車・フォード・5代目マスタング 

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 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

 今日はちょっと趣向を変えて、1993年にフォードから発売された5代目マスタングです。フォード・マスタングと言えばアメリカンスポーツカーの代表格、日本のフェアレディZのように圧倒的なネームバリューを持つクルマの一台ですね。1964年に初代が発売されると瞬く間に大ヒットモデルとなり、現在まで続く絶大な存在感を確立しました。6枚目画像に歴代マスタングが紹介されています。画像クリックで拡大しますので、ぜひご覧になってください。
 さて、私は個人的にアメ車にはあまり興味がないので、カタログもほとんど持っておりません。しかしながらこの5代目マスタングについては、ディーラーへ行って実車を見せていただき、じっくりと説明を受けた上でカタログをいただきました。
 なぜ興味のないアメ車を見にわざわざディーラーへ出向いたのか、それはもちろん貧乏性な私のこと、価格に釣られてしまったからです。
 この5代目マスタングは1994年から輸入販売が開始され、なんと最廉価グレードは約240万円という思い切った価格設定でした。7枚目画像に価格が記載された拡大ページを用意しましたのでご一読を。
 3.8リッターのV6エンジンを搭載したアメリカを代表するスポーツカーが240万円!これだけでもかなり衝撃的だったのですが、私が実際にディーラーを訪ねた1998年にはガソリン価格がリッター80円を切っていたという社会情勢もマスタングに興味を持った一因でした。
 実車と対面してその堂々たるスタイリングにノックアウト寸前でしたが、私にとっては致命的な欠点がひとつあったために、以後フォードのディーラーへ行くことはなくなりました。

 マスタングに詳しい方には笑われてしまいますが、『右ハンドル仕様がない』ということにびっくりしてしまいました。アメ車が左ハンドル仕様ということぐらい知っていましたが、思い切った価格設定で日本市場に売り込みをかけている以上、当然日本向けに右ハンドル仕様も用意されているものだと勝手に思い込んでいたんですね。いやはや、恥ずかしい限りです。

 アメリカ市場で販売されている日本車は全て左ハンドル仕様です。そして日本国内で販売されているVW、BMW、メルセデス・ベンツ等もほとんどの車種に右ハンドル仕様がラインナップされています。アメリカのビッグスリーの凋落は、自動車先進国としての驕りからこういう当たり前の配慮が欠けていたことが原因だったのかもしれませんね。

 もし当時のマスタングに右ハンドル仕様が用意されていたら、その圧倒的なネームバリューとガソリン安からもっともっと日本市場に受け入れられたのではないかと思うと残念でなりません。

 2005年に発売された現行マスタングは初代を彷彿させる思い切ったスタイリングと存在感からかなり人気があるようですが、相変わらず右ハンドル仕様はないようですね。まあ右ハンドル仕様を用意する余裕がないというのが正直なところでしょうが。

フォード・マスタングS
全長×全幅×全高 : 4615×1860×1390mm
ホイールベース : 2570mm
車両重量 : 1460kg
エンジン : V6 OHV 3797cc 145PS
希望小売価格 : 2,399,000円

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[ 2010/01/06 18:23 ] 1990年代フォード | TB(0) | CM(2)
プロフィール

kurumamaniacs

Author:kurumamaniacs
「未曾有の大不況が自動車業界を直撃!このままでは日本からカッコいいクルマがなくなってしまう!そしたらクルマが趣味の私は趣味がなくなってしまう!」と危惧している車好き中年オヤジです。
レイアウトの都合上、このブログには限られた頁数しか掲載していませんが、
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