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1985年にマツダから発売された6代目ファミリア(BF型)です。先代が「赤いファミリア」として大ヒットしたモデルでしたので、あまり大きな冒険をせず、デザイン上は先代のイメージを踏襲した無難な新型となっていますね。
さて、この6代目ファミリア、無難なモデルチェンジではありましたが、何か目立つことをしないと気が済まないマツダの気質なのか、この代ではファミリア史上で唯一のカブリオレが設定されていました。ごく普通のファミリーカーにオープンモデルを設定するという、なかなかマツダらしい思い切った行動でしたね。
とはいえ私自身、当時ずいぶん話題になった記憶はありますが、ファミリア・カブリオレの実車を見た記憶がありません。先代の「赤いファミリア」同様、この代は「オープンなファミリア」として大ヒット、とはならなかったようですね。まあ実際、カタログ写真で見る限り、オープンにしてもロールバーのようなBピラーが残っていてあまりカッコよくありませんね。それに私の記憶では、価格もずいぶん高かったような気がします。
このファミリア・カブリオレは大ヒットとはなりませんでしたが、おそらくこの経験は後に発売されるロードスターに大きく生かされたことと思います。1989年に登場したロードスターが小型のオープンスポーツカーとして世界中に影響を与えるほどのヒット作となりましたので、ロードスター登場後はファミリアにカブリオレが設定されることはなくなってしまいましたね。
ファミリアの後継であるアクセラももうじき早くも3代目になるようですね。今度はハイブリットモデルも設定されるとの噂ですが、ここらで4人乗車できるオープンカーとして久しぶりにアクセラ・カブリオレも見てみたいものですね。同クラスのVW・ゴルフに設定されているゴルフ・カブリオレ、結構カッコいいですからね。
----- 以下、雑談 -----
ファミリアと言えば、意味は「家族」。今日、『内閣府の推計で、家事、育児などの家庭内活動を貨幣価値に換算すると年間で約138兆5000億円となり、これは名目GDPの約3割に相当する。現在、家庭で担っている活動を外部化すれば、大きな経済効果を生む余地がある』との
ニュースを見ました。
極端な話、同じ家族構成のA家とB家があり、どちらも専業主婦とする。A夫人がB家の家事を月30万円で請け負い、B夫人がA家の家事を月30万円で請け負えば、A夫人、B夫人ともに以前と同じ家事労働をしているにも関わらず、GDPは月60万円増加する、という考え方ですね。
ベビーシッターや家政婦を雇うのが当たり前、という国もありますから、GDPを上げるという経済効果のためにそのような「家族のあり方」を推奨していくんでしょうかね?
なんでもかんでも貨幣価値に換算・・・なんだか嫌な世の中になってきましたね。貨幣価値に換算できないけど大切なものってたくさんあると思うんですよね。
----- 雑談終わり -----
ファミリア・カブリオレ(BFMS型)
全長×全幅×全高 : 3990×1645×1380mm
ホイールベース : 2400mm
車両重量 : 1090kg
エンジン : 直4DOHC 1597cc 110PS
☆『
旧車カタログコレクション(web版)』にて大きな画像及び未掲載の画像を掲載しています。☆

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