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1978年にマツダから発売された3代目カペラ(CB型)です。“国際車宣言、カペラ。驚異の「空力ボディ」で新発売!”ということで華々しく登場しましたが、個人的にはいまいち印象の薄いクルマでした。それもそのはず、マツダからはこのカペラが登場した半年前に、強烈な印象を与えた歴史的な名車、サバンナRX-7が登場していましたので、私の関心はそちらへ全部向かってしまっており、カペラにまで注意が行っていなかったんですね。
当時のマツダのラインナップは武田鉄矢さんが映画で乗られていたファミリア、サバンナRX-7、縦2灯ヘッドランプのルーチェ・レガート、そしてこのカペラ等でした。現在のように全てがマツダ顔で統一されているラインナップとは正反対で、それぞれがまったく異なる雰囲気を持っていました。似たような顔で大きさだけ異なるラインナップも考え物ですが、あまりにも方向性がバラバラのラインナップもちょっと考え物ですね。
さて、この3代目カペラ、“国際車”と謳っているように、海外、それもヨーロッパに主眼を置いて開発されていたそうです。現在でもマツダ車は欧州では高い評価を受けていますが、国内での評価はいまひとつ。マツダはこの頃からそんな状態に慣れちゃっていたんでしょうね。
ちなみに個人的には、このカペラは“外れタクシー”というイメージを持っています。なぜか、この型のカペラセダンはタクシーとしてよく使われていました。タクシーを拾おうと通りかかるタクシーを待ち、クラウンやセドリックが来ると“当り”、そしてこのカペラが来ると“外れ”。カペラには申し訳ないですが、当時そんなふうにこのカペラのことを見ていました。
今あらためてこのカタログを見ると、2ドアハードトップはなかなかカッコいいですね。しかし4ドアセダンについての印象は残念ながら当時のままです。今見ても条件反射のように心の中で“外れ”と呟いてしまいます。同じ顔をしていても2ドアと4ドアではずいぶん印象が異なるものですね。
ところで、マツダの“国際車”といえば、ミニバンでは珍しくMazda5として国際展開されているプレマシーが、日産へOEM供給されることなりました。どの程度の差別化がなされ、どのような名前で日産プレマシーが販売されるかはわかりませんが、国内販売においては、マツダ・プレマシーよりも日産・プレマシーのほうがたくさん売れそうで、マツダファンとしてはちょっと複雑な気分です。まあ後々“外れタクシー”という印象が残るよりは日産のスポーティーミニバンという印象が残ったほうが良いのかもしれませんが・・・。
カペラ1800ハードトップ・スーパーカスタム(CB2VS型)
全長×全幅×全高 : 4305×1660×1355mm
ホイールベース : 2510mm
車両重量 : 1015kg
エンジン : 直4OHC 1769cc 100PS
☆『
旧車カタログコレクション(web版)』にて大きな画像及び未掲載の画像を掲載しています。☆

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