旧車カタログコレクション

さっぱり元気がなくなってしまった自動車産業。環境・経済性を踏まえた新時代の自動車産業が繁栄することを切に願う車好きオヤジのブログです。



ノーベル賞の光と足元の光 

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 先日、近所のホームセンターへ行ったら懐中電灯コーナーにミニマグライトの交換球が陳列されていたのでひとつ買っておきました。最近はすっかりLED懐中電灯になってしまい、このミニマグライトの球を見かけることが少なくなったんですよね。

 写真左側の迷彩柄のものはかれこれ十数年前に、どなたかの香典返しのカタログギフトで頂いたミニマグライト。枕元に常に置いてあり、今でも結構頻繁に使っています。初めてこのマグライトを点灯させたときには単三乾電池二本の懐中電灯としては驚異的とも思われる明るさに感動し、近所の雑木林まで届く光線を眺めては世界中でベストセラーになっていることを納得していたものでした。

 時は流れ、名古屋と四国でLEDの研究に取り組まれていた優秀なお三方のおかげで照明としてのLEDがどんどん市場に出回り始め、米国のマグライト社もLEDを採用した新型のミニマグライトを世に出しました。写真右側が2年ほど前に購入したLED版のミニマグライトです。その明るさたるや、まったく今までのマグライトとは桁違いで、電球タイプでは辛うじて届いていた雑木林への光線が、まるでサーチライトで照らしているかのようです。それでいて電池の持ちは倍以上、玉切れもほぼ考えなくて良いとのことです。照明に革命をもたらしたとのことでノーベル賞の受賞対象となるのも肯けますね。

 家庭用のLED電球もかなり価格がこなれてきたのでうちも浴室や廊下等を少しずつLEDに替えています。最近はクルマのテールランプはほぼLEDになっており、ヘッドランプもLEDとなったものがチラホラ出始めてきましたね。ヘッドランプについてはまだ高級車のみですが、LED懐中電灯や家庭用LED電球の普及度合いを見るとほんの数年で軽自動車にもLEDヘッドランプが普通に採用されそうな雰囲気です。本当に技術の進歩はすごいものですね。

 ところで、先に私は電球のミニマグライトを初めて点灯させたときにその明るさに感動したと書きましたが、LEDマグライトが登場したからといって、電球式が暗くなったわけではありません。今でも当時と変わらずちゃんと雑木林まで光線が届きます。ランプは今までに何度か交換しましたが、このミニマグライトは本体に交換球を一つ収納するスペースがありますので、ランプ切れで困るということもなく、懐中電灯として素晴らしいものであるという思いは今でも変わりません。しかし明るさに感動することはもうありません。

 電球式マグライトとLED式マグライトで同時に雑木林を照らすと、電球式が点灯しているのかどうかわからないほどその光はLED式の光に隠れてしまいます。技術の進歩は本当に素晴らしいもので、私達はその恩恵を常に受け続けて『より』快適な生活を送ることができるようになっています。しかし電球式マグライトを手に入れたときも、その明るさに感動し、『より』快適な生活を送ることができるようになったと記憶しています。

 今、選挙の真っ只中、与党候補も野党候補も、国民皆の所得が『より』向上するようにと訴えかけておられます。仮に国民全員が一律に『より』20%所得が向上したら今よりも『より』快適な生活になるのだろうかと疑問に思うこともありますが、そんな個人的な疑問はさておき、たまには電球式マグライトで足元をしっかりと照らしながら夜道を歩きたいと思います。ノーベル賞の光ではなく、今となっては薄暗いとも感じられる、かつて感動した光をもたらしてくれた旧型マグライトでしか照らせない自分の足元もあるかもしれませんからね。


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[ 2014/12/10 17:37 ] その他 | TB(0) | CM(2)

旧型車・原付バイクいろいろ 

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 今回ご紹介するのは、90年代に発売され、2007年までホンダやヤマハから発売されていた原付バイクいろいろです。上からヤマハ・RZ50、ホンダ・マグナ50、ベンリィ50S、ベンリィCL50(これは生産終了がもう少し早かったはず)です。50ccの原付バイクとはいえ、それぞれなかなかカッコよくていい味出していますね。

 さて、冒頭で2007年まで発売されていたと書きましたが、これらのちょっとカッコいい原付バイクはほとんどが2007年の排ガス規制強化によって生産終了となりました。私が現在乗っているホンダのXR50モタードという原付も、2005年に発売され、2007年にこれらと同時に生産終了となっています。そして現在国内4メーカーから発売されている、いわゆるマニュアル原付と呼ばれているものは、FI化して排ガス規制に対応したホンダのエイプとモンキーの2車種のみ。寂しい時代になってしまいました。

 まあ原付を含めて二輪車の販売台数というのは80年代をピークにずっと減少を続けていましたから、排ガス規制をきっかけに一気に車種整理をしてしまったというところでしょうね。とはいえ、いくら少子化が進んでいるといっても、少なからずバイクに興味を持っている子達もいるでしょうから、彼らには最初から選択肢がないというのもちょっとかわいそうな気がしますね。

 原付ラインナップがここまで悲惨な状況となっている一方、オーバー750ccがホンダだけで15車種、オーバー400ccが13車種となっています。つまり原付免許で乗れるのは2車種、大型自動二輪免許が必要なのは28車種ということです。ホンダ以外もほぼこのような逆ピラミッド型のラインナップ構成になっているようです。大型自動二輪免許が教習所で取得できるようになってからバイクメーカー各社のラインナップは極端になってきましたね。

 各メーカーともに80年代のバイクブームを経験した層をリターンライダーとして必死に取り込もうとしており、それはそれは魅力的な大型バイクばかりが揃っています。実際、大型バイクに限って言えば販売台数も徐々に増えてきているようですね。

 ここで誰もが疑問に感じるところですが、では果たして現在リターンライダーとしてターゲットにされている中高年が高齢となり、バイクを引退したらその先は誰がターゲットとなるのでしょう。ただでさえ少子化なのに新たにバイクに興味を持つ子はほとんどいません。最初から興味を持っていないから再び興味を持つこともありません。昨今よく「持続可能」なる言葉が使われますが、6年生が卒業したら新しい1年生が入ってくるので「持続可能」となるわけで、新一年生が入ってこなければ廃校です。

 バイクにとても強い興味がありながら未だに自動二輪免許を取得していない私は、いわば何十年も1年生で留年を続けている状態です。本来なら豊富な大型ラインナップの中で選択に困るような状態にあるはずの年齢ですが、とうとう教科書も与えられない状態となってしまいました。勉強を続けるには先輩のお古を探してこなければなりません。まあ私自身は先輩のお古がまっさらだったときも知っていますからあまり抵抗はないですが、新一年生はやっぱり新品の教科書で勉強したいものですよね。この先、どうなることやら。

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[ 2014/11/27 16:55 ] 1990年代ホンダ | TB(0) | CM(11)
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「未曾有の大不況が自動車業界を直撃!このままでは日本からカッコいいクルマがなくなってしまう!そしたらクルマが趣味の私は趣味がなくなってしまう!」と危惧している車好き中年オヤジです。
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